FX Market Column ─為替の真実を読み解く─
はじめに

成功していたスイングトレードからスキャルピングへ転向した理由

スイングトレーダーとして数年やってきて利益を上げて来たにも拘わらず今年の6月にスキャルピングに転向しました。

 スキャルピングへ転向した理由

  • 動かない相場の時に1週間近くトレード出来ない時期があった
  • ファンダメンタルズの急激な変化に対応しづらい
  • ファンダメンタルズ分析をする事によって認知バイアスが掛かり、トレードの収益にブレや悪影響があった
  • 性格によるいい影響と悪い影響があった
  • 資金効率の関係で短い時間のトレードの方がいいのではないかと思うようになった

 

・動かない相場の時に1週間近くトレード出来ない時期があった

2024年3月後半から4月前半まで4時間足~日足レベルで殆ど相場が動かず、トレードが出来なかった時期が1週間ぐらいあったのですが、時間軸を落としていくと時間軸が短ければ短いほど値幅が取れそうだと気付き、デイトレードやスキャルピングなどの短い時間の方がいいのではないかと思い始めた最初の切っ掛けとなりました。

 

・ファンダメンタルズの急激な変化に対応しづらい

スイングトレードをやっていると保有ポジション状況によってはポジションを持ったまま注目される経済指標を迎えないといけなかったり(逆にそれを利用して押し目買いをしたりしてましたが・・・)、2024年初頭に2024年~2025年は政策金利の変更や経済指標などで上下に振り回されてスイングトレーダーには難しい相場になるのではないかと予想していました。

そうなると、機動的な対応を迫られると思い、長い時間軸でトレードするより、短い時間軸でトレードした方がリスクが少ないのではないかと考えていたのです。

 

・ファンダメンタルズ分析をする事によって認知バイアスが掛かり、トレードの収益にブレや悪影響があった

2023年3月中旬~4月にドル円をファンダメンタルズ分析に沿って売りでトレードしていたら、チャート上にしか現れないポジションの傾き(FX会社が提供している顧客ポジション状況では分からないポジションの傾き)に気付かずに売っては損切りされるというのを繰り返してしまいました。

この時、ファンダメンタルズではドル円は売りなのに下がっても上がって来るというのを繰り返していて、ポジションがショートに傾いていて売り上がっているのに気付き、それからポジションをドル円ロングにひっくり返して無事利益を出す事が出来たのです。

スイングトレードをやっているとテクニカルではファンダメンダルズと逆の動きをしているはずなのに、ファンダメンダルズに沿った動きをするはずだと思い込んでしまい損失を被る事があったので、ファンダメンダルズの影響が少ないトレードスタイルの方がいいのではないかと思うようになっていました。

※この時期、他のスイングトレーダーはファンダメンタルズに沿ってドル円ショートをし続けていたのでかなりやられて、大分遅れてドル円ロングにしていたようです。

 

・性格によるいい影響と悪い影響があった

ポジションを握る握力が強かったので平均利益幅が大体500pips前後。ポジションを積み増しながら握り続けるという状態で、最高利益幅は2023年6月のEUR/USDの1058.5pipsだったりといい結果が出せていました。(積み増した分のポジションの獲得pips数は覚えてないです)

しかし、その握力が悪い方にも働く事もあり、握力が強過ぎて利益を握りつぶす事もあり、利益がかなり出ていたポジションを握り過ぎて握り潰すのは問題あるなと思うようになりました。

ポジションを握り潰すのはその時にファンダメンタルズ分析の比重が多かったのもありますが、性格によるものだと思ったので、性格を変えるのは難しいけどトレードスタイルを変えるのはアリだなと思い、トレードスタイルを変える切っ掛けの一因となったわけです。

 

・資金効率の関係で短い時間のトレードの方がいいのではないかと思うようになった

スイングトレードをしていた時にロット数を許容リスクを口座資金の1%~2%にしてロット数を決めていました。

ある時、短い時間軸のトレードだったら許容リスクを1%~2%でもスイングトレードの時よりロットを張れるし、回転率も上げれるのでその方が資金効率がいいと考えるようになったのでスイングトレードより短い時間での取引を検討するようになったのです。

 

こういう経緯があってスキャルピングに転向したわけですが、当然スイングトレードの経験があるからといってスキャルピングで直ぐに勝てるとは思っていません。

最初はキツイけどやる価値はあると思って今現在スキャルピングの練習している最中です。

スキャルピングをやっていて気付いた事があれば記事にしていこうと思っています。